新興住宅地は道路族に注意!迷惑行為の実体験と対処法
こんにちは、ぶるすです。
新興住宅地に家を買ったはいいが、隣近所の迷惑行為に頭を悩ませ不快な日々を送っている人って実は結構いらっしゃるみたいですね。
最近は「道路族」なるものの出現により、毎日の生活にストレスを感じている人も多いのです。
今回は、新興住宅地に出現する「道路族」の迷惑行為について、わが家の実体験や対処法などについてまとめてみました。
新興住宅地は道路族に注意!
新興住宅地って、家の区画や道路が整備され建売・注文問わず新しい家がキレイに立ち並ぶので家購入の際に、エリアとして候補にされる方も多いのではないでしょうか。
一見素敵に見える新興住宅地の街並みですが、住んでみると思わぬトラブルに遭遇してしまう場合もあるんです。
それが「道路族」の出現。
道路族と言うのは、家の前の道路をまるで公共の遊び場のようにしてしまう人たちのことを指して言うんだそうですね。
道路でボール蹴りをしたり、自転車を乗り回したり、長時間の井戸端会議をしたり・・・
新興住宅地にはこの道路族が多く出没してしまうようですが、その理由として「立地」と「世帯層」があるのかなと感じています。
新興住宅地の道路って袋小路になっていて、そこに住んでいる人しか基本的に使わなかったり、また、袋小路でなくとも、主に住民か宅配・郵便などの配達関係の車くらいしか入って来なかったりするような造りになっていることが多いんですよね。
そういった立地に、住んでいる世帯と言うのが若年夫婦だったり小さいお子さんがいる家庭だったりするので、自然と家の前で子供達が遊ぶようになり、次第に行動がエスカレートしていく・・・といった流れになってしまうのかな、と思います。
そんな道路族の出現によって、それまで平和だったコミュニティーが次第に居心地悪くなり、ひどい場合には大きなトラブルへと発展して行ったりもするんですよね。
ネットで「道路族」と調べると、それはそれは色んなトラブルが勃発しているのがわかります。
実際、わが家もこの道路族にストレスを感じた経験があるんですよ・・・
道路族による迷惑行為の実体験
わが家は郊外の新興住宅地に夢のマイホームを建て気持ちも新たに引越しをしました。
新興住宅地といっても、まだ分譲が始まって間もない感じで、新しい家が数件建ってはいましたが、只今絶賛分譲中だったり分譲前の土地が目立つ感じでした。
あ、そうそう。わが家は結果的にここには定着できなかったのですが、その大きな理由として「縁もゆかりものない場所に家を買ってしまったこと」と「通勤にかかる時間に耐えられなかった」というのが主なものですが、じつはこの「道路族の存在」が家を手放す決意に繋がったのも事実です。
道路族の及ぼす影響、恐るべし・・・!
わが家は3年間この家と別の家の2軒を行ったり来たりのデュアルライフをしたのですが、始めのうちは建てたばかりのこの家を手放す気はなかったんです。
その気持ちが揺らぎ始めたのがお隣に家が建ってから。
お隣さんにもわが家と同じく二人のお子さんがいらっしゃいました。
で、そのお隣の奥さんが結構フレンドリーな方だったんですね。
フレンドリーなこと自体は全然悪くないです、むしろ良いなって思うくらいです。
でも、フレンドリーも度を越すと今度は過干渉な印象を受けてしまうようになるんですよね・・・
- ちょっと庭に出て用事を始めたら、すぐさまお隣の奥さんが出てきて話しかけられる。
- お買い物から帰ってきて荷物を降ろそうとしたら、お隣さんが出てきて話しかけられる。
まあ、ちょっとした立ち話を2~3分ってのなら全く問題ないです。
でも、話し始めると長くなっちゃうし、その間にウチとお隣さんの子供達が家の周りを走り回ったり、砂利を投げたりして困ったことに。
そんな調子でなかなか干渉してくる方だったんですが、わが家はデュアルライフなもんで常にその家に居ないため、これ以上深くお付き合いは無かったんです。
でも。
徐々に周りに家が増えてきて、どの家も大体小さいお子さんが1~3人居て、そうなると、そのフレンドリーな奥さんを中心に近所のママ達とその子供達がお隣の前にたまるようになってきたんです。
結果、いわゆる「道路族」が誕生したわけですよ。
これをきっかけに、頑張って建てたマイホームもどんどん居心地が悪くなり、最終的に売却を決意するに至ったのです。
私がこの道路族によって特にストレスを感じた事例をいくつかお話ししたいと思います。
ママ達の井戸端会議(長時間)
家の前の道路でずーっとおしゃべりを続けるママ達。
買い物とかで出かけたくても、なんか出辛い・・・
挨拶だけにこやかにして、会話に入ろうとはしませんでしたが、たまに、話しかけられると無視する訳にもいかず。
そして、おしゃべりに夢中だから子供のことなんて放ったらかし。
正直見てられないし、そんなにしゃべりたいなら家の中でお茶でもしながらやってくださいよ、といつも思っていました。
自転車を乗り回す子供達
わが家の前の道路は緩やかな坂道だったんですね。
その坂道の上から近所の子供が自転車にのってすごい勢いで降りてきては上り、そしてまた降りてくる・・・
本当に危ないです。
いくら車の通りが少ないとはいえ、全く来ない訳ではありませんから。
そしてついには、私が買い物に行こうと思って車を出しかけた瞬間に、曲がり角からものすごい勢いでやってきた自転車に突っ込まれてしまいました。
突っ込んだ子は私の車のフロントで頭を打ち付けすっ転びました。
自転車は曲がってしまい、私の車はへこんでしまいました。
その後は、親御さんを呼んだり警察を呼んだり・・・買い物どころではありません。
警察の方は私の車に入ったキズをみて、どういう状況で突っ込まれたのか概ね想像がついたようで。
「これ、人身事故だとあまりにかわいそうだから、物損ってことにしておきますね。車のキズから見て、車、殆ど動いてなかったでしょ。」
その通り。
要するに自転車の子が左右も確認せず、ブレーキも使わず全力で突っ込んできた、ということです。
幸いその子の怪我は大したことなかったようですが、その子の母親の対応に呆れました。
警察からは、「自転車や車の修理はお互いに話し合ってくださいね」と言われたのですが。
事故から数日後、母親の親戚が私に電話して来て、
「あのー、母親の話では、修理は自分のものは自分でするように警察に言われた、と聞いたのですが・・・」
呆れましたね。本当に。
人んちの車に突っ込んできておいて、自分で直せだと?!
これはないです、ほんと。
さすがに私も口調が強くなりましたね。
「お互いに話し合って」が「お互いに自分のものは自分で」に変換されているという。
で、結果的には先方に全額支払っていただきました。
実は、突っ込んで来た子供は近所の子ではなかったんですが、その子の親戚がウチのすぐ近所だったんです。
なので、基本的に事故後のやりとりも親戚の方としたのですが、これがきっかけで気まずくなってしまいました。
道路でボール蹴り
正直、これがいっちばん迷惑でした。
お隣さんがしょっちゅうやるんです、道路でのボール蹴り。
呆れたことに、お父さんとやってるんです。
普通は「ここではやめなさい」というのがお父さんの役目では?
そして、更に呆れるのが、いつもなぜかウチの前の道路でやるという。
車に当たらないかとヒヤヒヤしながら、気が気ではありません。
きっと、見ていないところで何度も当てられていたことでしょう。
そして、更に更に呆れるのが、たまたまリビングから見ていたら、子供が蹴ったボールがウチの車の下に入ってしまったことがあったんです。
さすがに一言あるかな?と思っていたら、ママがホウキをもって現れて、ウチの敷地に勝手に入り勝手に車の下をゴソゴソ・・・
そして何事もなかったように帰るという。
逆の立場だったら私にはそんなことできません。
一言「ごめんなさい」と言って、ボール蹴りはやめます。
まあ、それが言えるようなら初めから道路でボール蹴りなんか親子でしないでしょうけどね。
結局、その後もボール蹴りをやっていましたが、最終的にわが家の引越しが決まり、ご近所づきあいを気にすることもなくなった時点で、お父さんにサラッと言いました。
「すみません、もうちょっとあちらでやってもらえませんか」と。
なんでこんなことでこちらが気を遣わなきゃならんのか!と腹が立ったものです。
歩いて1分もかからないところに、ボール蹴りできる公園があるんですよ。
夫と「非常識すぎる!」と家では文句を言っておりました。
道路族への対処法は?
わが家の事例はほんの一部に過ぎず、道路族によってもっとひどい迷惑を被っている人もたくさんいらっしゃると思います。
ただ、この道路族の人達に対してどのように対処するべきか、というのはかなり難しい問題なんですよね。
- 直接注意する
- 学校・幼稚園に苦情をいれる
- 警察に通報して対処してもらう
非常識なことをしているのは道路族の人達なんだから、これくらい強気な対処法を取ればいいとも言われますが、そうもいかないのが現実です。
わが家の様に家を売るとなったら、気にせず言えるかもしれません。
でも多くの人は、そこにこれからも住み続け、出来ることならご近所さんと揉めたりしたくない訳ですよ。
そんな状況の中、学校だ警察だが来て大騒ぎになったら、逆に恨まれたり悪口を言われたりなんてことにならないとは言い切れませんよね。
かと言って、ただただ我慢するのもツラいものです。
「10年もしたら子供達も大きくなって、道路遊びなんかしなくなるから」
こんな風に諦めるよう言われることもありますよね。
でも、なんで常識はずれなことをしている赤の他人のために10年も我慢しなきゃならんのか?って思いませんか?
10年って長いですよ。
こんなに長い間、家の前のストレスを抱え続けたら具合が悪くなってしまいそうです。
実際、道路族のストレスのせいで、精神的に病んでしまったという話も聞きます。
だから、これからも出来るだけ荒波を立てず、そして、ストレスを溜めずに生活していくためには、自分でできることをしていくしかないのかな、と思います。
挨拶は爽やかに、でも絶対に輪に入らない
あなた達のせいでイヤな思いをしてますよ!というのを感じさせないよう、家の前であった時はとにかく爽やかに明るい笑顔でご挨拶です。
でも、おしゃべりに巻き込まれそうになったら急いでる感じを出しつつ「またね~」とかわし、井戸端会議には参加しません。
そして、それは子供も同様。
道路で遊ぶよその子を見て、我が子が同じようにやりたがっても絶対にさせない。
ボール蹴りがしたいと言えば、ボール蹴りOKの公園まで連れて行く。
自転車に乗りたいと言えば、親も一緒に行動し目を離さない。
または、習い事などに行かせて忙しくさせる、というのも手です。
危険な道路遊びをする時間があったら、スポーツ教室やお稽古事に通わせたら一石二鳥かな、と。
駐車場ゲートを設置する
お金がかかってしまうのはツラいんですが、長い目で見て自分ちの車を守ったり敷地内への勝手な侵入を防ぐために駐車場ゲートを設置するのは効果的かと思います。
単純にボールが当たりにくくなる、と言うこともありますし、誤って中に蹴りこんでしまったときに勝手に敷地に入って取るというのがやり辛くなりますので、抑止効果があるかな、と。
飛び出し注意の看板を設置する
これは正直、自分ちの子が飛び出すというよりは、これを置くことによって、通行する車に注意を促すということと、これを見て道路族の人達もせめて人の家の前で遊ぶのは止める流れになってくれたら、という意味合いが大きいです。
正直、あまりにも常識のないご近所さんなら気にも留めないかもしれませんが、少なくとも自分ちの子を守るのに無駄ではないことなので、これも検討してみると良いのかな、と思いますね。
まとめ
自分にとっての常識は他人にとっては非常識?!
こんなことを自問自答しながら、道路で溜まり自由奔放に遊ぶご近所さんに悶々とした日々を思い出します。
長く住み続けるなら、こんなことでストレスを抱えて心身ともに不健康になるのは良くないです。
道路族のタイプはそれぞれ少しずつ違うでしょうが、道路族によって迷惑を被っている人の気持ちは共通してるのかな、と。
しかしなによ、「道路族」って・・・
わが家もそうでしたよ・・・